百貨店の壁面に掲出されている「懸垂幕」をご存知でしょうか?百貨店での催事情報をお知らせする宣伝ツールのひとつで、多くの方が目にされたことがあると思います。とても大きなサイズの強くて丈夫なターポリン素材でつくられた懸垂幕は、残念ながら催事期間が終了すれば取り外し、廃棄されていました。
掲出されている懸垂幕
渋谷リメイクバッグプロジェクトは、この廃棄される懸垂幕を再利用してバッグを作るプロジェクトです。はじまりは西武渋谷店で働くひとりのスタッフの「破棄される懸垂幕を再利用して、世の中のためにならないか」というアイデアでした。この想いに共鳴した渋谷にある企業・団体が参加しています。「渋谷ならでは」の発想とデザインを盛り込み制作したトートバッグは、西武渋谷店で展示・販売され、売上金の一部はシブヤ・アロープロジェクトへの協賛金とし、同委員会が進める渋谷区の帰宅困難者対策に活用されます。渋谷区の後援もあり、産官学の連携によってこのプロジェクトは実現しました。
シブヤ・アロープロジェクト参考画像
ROOTOTEのこれまでの社会貢献活動や、首都高速道路株式会社との首都高の横断幕のリサイクルプロジェクト「サーキュレーション首都高×ROOTOTE はたらくトート」の実績、またブランド創設の2001年からデザインの拠点を渋谷区代官山に置いていることがきっかけでプロジェクト参加のお誘いをいただきました。ROOTOTEが実施している使用済みカーペットをリユースしてルー・ガービッジを作るワークショップもこの活動に通ずるものがあり、プロジェクトに参加できたことをとてもうれしく思っています。
構想から約1年。さまざまな企業・団体が参加したこのプロジェクトの流れとフォトライブラリをご紹介します。
キックオフ
勉強会
バッグデザイン審査
商品化に向けての仕様調整
プロモーションビデオ撮影風景
懸垂幕のサイズは縦13.6m×横8m。城西大学様でドローン撮影をしました。
できあがった商品サンプル
展示会場
購入方法。すでに売約済みのシールが。一点ものですのでお早めにどうぞ。
10月9日に行われたオープニングセレモニーでは、
たくさんの方にお披露目を楽しんでいただくことができました。
プロジェクトにかける想いがつまったムービーもぜひご覧ください。
▶渋谷リメイクバッグプロジェクト メイキングムービー(03:57)
https://youtu.be/YmtK8MPjLaQ
本プロジェクトでは持続可能な開発目標(SDGs)において、木曜4・12・17の達成に貢献しています。またROOTOTEで大切にしている4つのファクター(社会性、文化性、経済性、多様性)において、特に社会性、文化性の観点で社会貢献ができる活動です。
展示会場・販売に関する情報
販売期間:2018年10月9日(火)から11月5日(月)まで
販売会場:西武渋谷店 B館1階=特設会場
販売価格:3,780円から(型によって価格が異なります。)
型数:全4型
販売個数:約150点(4型合計)
販売方法
承り_入口のインフォメーション係員にご希望の番号をお申し付けください。(番号は商品パネルに記載されています。)
ご入金_お申込みの際に、ご入金をお願いいたします。
お渡し_商品のお渡しは11月中旬以降、配送でのお届けとなります。(当日のお持ち帰りはできません。)
※すべて一点もののため、売り切れの際はご容赦ください。お早目のご来場をお勧めいたします。
本件に関するお問合せ先
株式会社そごう・西武 CSR・CSV推進室 電話:03-6272-7409(直通)
渋谷リメイクバッグプロジェクト
㈱そごう・西武は、2017年に「CSV」の理解促進のために全従業員を対象としたアイデアコンペを初めて実施。応募総数 約500件の中で、「廃棄される懸垂幕を再利用してバッグを作る」という西武渋谷店の従業員のアイデアが、廃棄物の削減による環境負荷低減、売上金の一部を寄付する社会貢献、企業のイメージアップ効果などの理由から高い評価を得て大賞を受賞。2018年に入り、CSR・CSVを担当する部門と西武渋谷店メンバーで実現に向けて始動し、本企画の趣旨にご賛同いただいた、渋谷区内にある企業・学校を加え、「渋谷リメイクバッグプロジェクト」は発足されました。
共催
株式会社 そごう・西武
2006年よりセブン&アイ・ホールディングスの一員となり、「そごう」「西武」2つのブランドを展開しています。「想像以上の提案で、お客さまに発見を。」という企業理念を掲げ、新しい発想により、百貨店の枠を超えて、
未来につながる提案をさせていただくことを役割と考えています。お客さまご自身が思ってもみなかった発見を提供し、その先にある未来を共有するために、従業員一人ひとりが夢とアイデアを持ち、挑戦を続けていきます。
文化服装学院
1923年に日本で初の服装教育の学校として認可を受け、国内外で活躍するデザイナーをはじめ、流行の最先端で活躍しているクリエイターやファッション業界のさまざまな職種で、業界をリードする卒業生を数多く輩出している日本有数のファッションスクール。同校のバッグデザイン科には、製作するバッグのデザインでご協力いただきました。「渋谷」をテーマに学生ならではの自由な発想で、思い思いのデザインを出していただいた中から、審査の結果選ばれた4点を製品化。授業のカリキュラムに組み込み、学生のみなさまにはモノづくりの現場を最大限に体験していただきました。
東京デザイン専門学校
「企業や団体から実施予定の課題を受ける」、「プロとコラボレ-ションを図る」といった「産学協同活動」の推進に努めている同校には、共通ロゴやタグのデザイン、販売会場の空間デザインなどにご協力いただきました。本企画に参加した総勢63名の学生が10グループに分かれて「渋谷らしさ」をコンセプトにデザイン案をプレゼン。自分たちがデザインに込めた思いをクライアントに伝え、その結果で会場の装飾が決定されるという、より実戦に近い体験をしていただきました。
株式会社スーパープランニング(ROOTOTE)
生活に欠かすことのできないモノづくりに、デザイン力を加えて提案。デザインをきっかけにして、身近にできるエコを推進している同社には、懸垂幕を再利用してつくるバッグの監修、製作を担当していただきました。同社が展開するトートバッグ専門ブランドROOTOTEは、ブランド創設の2001年からデザインの拠点を渋谷区代官山に置いており、渋谷とのゆかりが強いブランドです。本企画ではこれまでのトートバッグの制作ノウハウを活かし、学生のデザインを可能な限り反映させたバッグの製作に寄与。学生とのミーティングを重ねるなど、積極的にご参加いただきました。(この紹介文は株式会社 そごう・西武様のリリースから引用させていただきました。)
本プロジェクトで実現する社会貢献について
協賛金をお渡しするシブヤ・アロープロジェクト実行委員会とは、渋谷区が独自に定める「一時退避場所」の認知向上のため、一時退避場所を指し示す矢印・サインをアート化するプロジェクトを担う団体です。画一的なデザインでは埋もれてしまう渋谷の街において、視認性が高く、記憶に残る矢印・サインを設置しています。今後ますます増加することが予想される訪日外国人観光客も含め、来街者が発災時に混乱なく安心・安全を得られることを目的とした活動です。協賛金はこの活動の資金に充てていただき、廃棄物を再利用するだけでなく、さらなる社会貢献へとつなげていきます。
■ROOTOTE(ルートート)について
2001年の誕生以来、「Fun Outing!~楽しいお出かけ!~」をお届けしているトートバッグ専門ブランド。目印はRマークのブランドタグ。カンガルーのおなかの袋からヒントを得た「ルーポケット」がアイデンティティです。ひとりひとりの個性や価値観を大切にしながら、お気に入りが見つかる豊富なデザインバリエーションを提案しています。
ROOTOTEはトートバッグを通じて世界に感動を広げ、社会をより良くするメディアであり続けることをミッションに、アート、エコ、カルチャーなど、さまざまな分野でコラボレーションやプロジェクトを展開。世界一のトートバッグブランドを目指しています。
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