2021年6月28日更新
6月30日(水)までの予定でしたが、好評につき7月14日(水)まで開催期間延長いたします。この機会をお見逃しなく!
数多くの有名イラストレーターを輩出し、プロへの登竜門といわれる『イラストレーション』の誌上コンペ「ザ・チョイス」入選作品をのせたスペシャルなROOTOTEをお届けするコラボレーション第12弾が決定。
2020年度のイラストレーション“ザ・チョイス”入選作品をのせてお届けするのは、ベーシックで機能性に優れた縦型キャンバストート「TALL(トール)」。ざっくりした風合いのシンプルなシルエットのトートに、作品それぞれの個性が際立ちます。入手できるのは、展示販売を行うROOTOTE GALLERY 代官山ルーストリート店と、受注生産を行うROOTOTE ZOZOTOWN店のみ。期間限定となりますので、この機会をお見逃しなく。
イラストレーション”ザ・チョイス”×ROOTOTE
オリジナルトートバッグ期間限定販売
2020年度の入選作品をプリントしたトートバッグを期間限定で販売します。
■展示販売
ROOTOTE GALLERY 代官山ルーストリート店
期間限定:2021年6月1日(火)~7月14日(水)
東京都渋谷区猿楽町25-3
TEL:03-6416-1986
■受注生産販売
ROOTOTE ZOZOTOWN店
第1次注文受付:
2021年6月1日(火)~30日(水)※商品のお届けは7月中旬予定
第2次注文受付:
2021年7月1日(木)~14日(水)※商品のお届けは8月上旬予定
トップページ https://zozo.jp/shop/rootote/
特集ページ https://zozo.jp/search/?p_gtagid=935360 (6月1日公開予定)
協力:リコージャパン株式会社
※都合により開催期間やお届け時期など変更になる場合がございます
■ 一覧(敬称略・五十音順):
2020年度 ザ・チョイス年度賞
2020年度審査員:塩川いづみさん(イラストレーター)、小田島等さん(デザイナー・イラストレーター)、佐々木俊さん(デザイナー・アートディレクター)、鈴木千佳子さん(グラフィックデザイナー)
【大賞】SHIKA「UNTITLED」
●コメント:「出来るだけシンプルに」を心がけて描いてみました。一度余計なものを削って自分のリアリティを再確認しようと試みました。今後は少しずつ必要な要素を足していけたらと思います。
●鈴木千佳子さんの審査評:ただ食パンや鉄火巻きが置かれているだけなのに、その存在感に思わずにやりとして愛着がわいてしまうところに、描かれた方の視点を感じました。「これを置いた人は誰だろう?」「鉄火巻き自体が生きているのかも……」など見た側が勝手に想像を広げたくなる感じにも惹かれました。
【優秀賞】塚本暁宣「アムネシア」
●コメント:誰もが持っているような夢の世界、存在しない架空のストーリー、それはでっち上げの仮想空間、そこへ⼊り⽿をすますと聞こえてくるものがあります。それが僕の作品制作の源泉です。
●小田島等さんの審査評:「アメリカン・カートゥーン・ミーツ・キュビズム」という凄いコンセプト。絶句です(笑)。絵画史が好きな人ならば仰け反りますよね(ロイ・リキテンシュタインやスージー甘金さん、村上隆さんと比較してみるのも一興)。各所の無駄を省いたデザイン処理も素晴らしい。クオリティも高く、単なるキュビズムでないあたりも深い。果たしてイラストレーションはこの絵を迎え入れることが出来るだろうか。
【優秀賞】早瀬とび「しらないクリシェ」
●コメント:あっけらかんとした空間から、時間の微細な違いが感じられるような絵を、いまは描きたいと思っています。
●小田島等さんの審査評:神様の思し召しのような作家さんですね。80年代ヘタうまや日本グラフィック展、そういった日本独自のイラストレーション文化の文脈、その進化と継承を(異世界から来たファントムとして)静かに行っているかのようです。雑誌『ガロ』の世界観を現代に伝える方ではないでしょうか。驚きました(驚)。
【入賞】OIKAWA MAYUKI「family tree」
●コメント:人と人が関わる中で生じるひずみや抑圧、言葉にできない記憶や感情をドラマチックに描いています。アクリルの色彩を生かした、ストーリーのあるドローイング作品を得意としています。
●佐々木俊さんの審査評:日本人離れした絵だと思いました。どこかの暑い國で育った方なんでしょうか。この独特なクドさを持った神話的絵柄を真似できる人はほぼいないと思うので、独走状態でこのまま突っ走っていって欲しいです。
【入賞】落合翔平「あさひ 新潟」
●コメント:今年も来年も再来年も一生エネルギー1億パーセントで頑張ります。うれしかったです。
●佐々木俊さんの審査評:見た瞬間に圧倒されました。どの応募作品よりも前のめりでポジティブな絵でした。流行り廃りを超えた永遠的魅力を感じます。歪んだ形も、謎だらけの色彩も気になりますが、とにかく文字の形がすごい。どうやったらこんな文字書けるの? とっても変です。この方の作品集をデザインしたい!と思いました。
【入賞】丹野杏香「ふと憶う」
●コメント:長い時が経っても誰かの記憶に漂うような絵を描きたいとおもい制作しています。
●鈴木千佳子さんの審査評:形の面白さとモノトーンの迫力に目を引かれました。簡潔なモチーフと固いものを彫りこんだようシャープな形に、「この人は何を持っているのだろう?」と想像する余地がある感じが好きです。ともすれば記号的になりがちなところを、後からいろんな感触が伝わってくる、初見のインパクトとのコントラストが魅力的です。
いしづかちえ「Park」
●コメント:4歳の頃の自分と現在の自分とのバグを、さまざまな作品で表現しています。
●塩川いづみさんの審査評:1点のみの応募だったので普段どんな絵を描く方なのか分かりませんでしたが、現実世界と仮想世界の合間の白昼夢のようなどことなく漂う不穏さに引っ張られ最後まで残りました。それも絵の魅力ですよね。ほかの絵も見てみたいです。
大河紀「おしどり夫婦」
●コメント:愛を詰め込みまくっている絵を描きます。是非感じて下さい。
●小田島等さんの審査評:Twistしてるんだけどスタンダードでもある。色も形もエフェクトもオリジナルですね。構図もGoodです。極めて個人的な拘りが伺えて「世界」を感じます。もっともっと同世代の作家と差別化を図ってもよさそう。更なるハイブリッド化への進化に期待ですね。
岡嶋晶子「目を覚ましたうさぎ」
●コメント:イラストレーションにはどのような役割があるのか、探りながら制作しています。
●塩川いづみさんの審査評:色使いや画面の構成にセンスがあり、漂う色気を感じました。綺麗にまとめようとしてしまうと既視感がでてくる気がするので、オリジナルの路線を楽しんで追求していってほしいです。
OCO「おでかけ」
●コメント:まさか人物画を選んで頂ける日がくるとは。うれしいです。ノリと直感で画面を構成していくことが好きです。
●小田島等さんの審査評:絵心が素晴らしい。長く見ていられますね。貼り素材への繊細な眼差しがたまりません。洗練させようとしないその加減に「素」を感じます。湿気を帯びていない乾燥した木材のようなコツンとした魅力。大正・昭和初期の近代絵画のような手触りもあります。大きな作品も見てみたいです。
OTO TANIMOTO「white cube」
●コメント:色や素材はこれからも発展させて、直感的に面白いと思ってもらえるような絵を描いていきたいです。
●塩川いづみさんの審査評:不思議な魅力の絵ですね。画面の中の独自ルールが面白い。細かいところまで気を使って描かれているので見応えもありストーリーが浮かんできそう。人物の描き方などはオリジナリティを追求して欲しい気もしますが、視点が好きです。
カンダシンジ「思い出された化石」
●コメント:プラ板に色鉛筆で描いた後、加熱・縮尺しました。チープな化石みたいですが、僕なりのロマンをギュッと詰めこみました。「宝物は小さいほどいい」と誰かが言っていましたが、僕もそう思います。
●佐々木俊 さんの審査評:全応募作のなかで最小でした。小さな小さなカットアウトされた絵ですが、その小ささが必然に思えました。定着が素晴らしいです。どこか未開の地の民族刺繍のようでもあるんだけど、よく見るとかわいい猫ちゃんが潜んでいたり……。飽きずにじーっと見つめていたくなる絵です。エネルギーが詰まっていますね。
killdisco(Yuichiro Nomoto)「ねこ」
●コメント:フリーランスのイラストレーター、グラフィックデザイナーとしてグラフィカルななかに素朴さを取り入れたイラストレーションを描いています。
●小田島等さんの審査評:何とも力が抜けていてイイですね。100%ORANGEをマティスへと還して行くような緩やかな線。線は歌手でいう声のようなもの。この作家さんの軽やかな線には才がありますね。そして、優しい眼差しを感じます。いろいろな所にこの絵はハマりそう。
巧林「思春期」
●コメント:自分のルーツを探りながら作品を制作しています。
●塩川いづみさんの審査評:ストーリー性のある連作で、背景にある物語が気になりました。エッチングの線が気持ちよく魅力的。すでに画力もあり、モチーフの設定も独特なのでご自身で立派な本が作れそうですが、画風を固定してまとまってしまわずにばんばん挑戦していって下さい。
小山萌江「高級みかん」
●コメント:密集・羅列したものや消費されるものに興味があり、日々描いています。誰もが知っている物体を分かりやすく描けたらと思っています。
●小田島等さんの審査評:ドでかい一貫性が素晴らしい。本来、人間の行いというものはエネルギーそのものであるのだ。と、思い起こさせます。お相撲さんのような力強い絵。どこか80年代っぽい優雅さもあります。大阪(阪急)のケーキ屋さんのシックな内装とか似合うと思います。具体的なこと言いました(笑)。
澁澤 久実子「舞台」
●コメント:遠くおぼろげな景色に思いを寄せて、旅をするような感覚で描きました。記憶の中から自然に湧き出たものを素直に表現していきたいです。
●鈴木千佳子さんの審査評:どこかの風景にも見えますし、抽象画にも見えるところが、絵と図案の間のようでもあり、目に留まりました。テキスタイルの柄になったりと、絵単体としてだけではなく、日常の延長になじむ表現としての可能性も感じました。
しまだたかひろ「ラクガキ」
●コメント:入選できて光栄です。結果に満足することなく、よりよい1枚を目指して精進します。
●小田島等さんの審査評:何も、絵を描けばいいというわけではないですよね。結局、何かをグッと掴めればいいわけで。そう言う瞬発的なセンスと発露、爆発力。それと、極めて個人的な技術。これらが誰にも邪魔されずに行われているのが分かります(それがいかに快適に行われたか)。
しまはらゆうき「回転寿司の夢を見る」
●コメント:日々、食欲に振り回されながらずっと絵を描いています。食べ物の味や温度、食事にまつわる思い出など、これからもっと表現していければと思います。
●佐々木俊さんの審査評:ポジティブ100%、見る人を楽しくさせる絵ですね。ほかの作品もありましたが、このお寿司の絵の大胆な構成に惹かれました。線の硬さに対する色ムラが効いています。技術のある方だと思うので、さらに自由奔放で、のびのびとはみ出していってよいと思いました。
鈴木ひょっとこ「人魚のレコード」
●コメント:クール&ユーモアをコンセプトに、アクリルガッシュで手描きしています。家電と浮世絵という今昔の日本のものを掛け合わせた家電図などの作風で、展覧会での発表の他に本の装丁も手がけています。
●小田島等さんの審査評:アジアや日本的なるものを、あえて誤解して描いているような世界観がクラクラですね。構図がいい。「あれを描いてみたい」という欲望、物(ターンテーブルや電子機器)の形への愛情が伝わります。絵の中を覗いて回遊する参加型の絵ですね。ゆっくり込められた熱はゆっくりと放熱していく。すなわち見飽きません。
SEIICHI「馬とネルシャツ」
●コメント:おしゃれなイラストレーションにすることが最優先で、その次に明るくてどこをとってもポジティブなイラストレーションを目指してます。instagramのフォローもお願いします! @hello_seiichi
●鈴木千佳子さんの審査評:絵の持つ間や質感、かわいらしさに素直に惹かれたというのもあるのですが、この先、何か物語が始まりそうにも、始まらないようにも見える、いい意味で「意味がつきすぎていない」ことが印象に残りました。「このまま柄になったらいいな」「動いたらいいな」といろんな可能性を思わず想像しました。
出口瀬々「黒猫がみてる」
●コメント:街の中でふと空気が変わる場所・別の世界につながっていそうに感じた風景を元に描きました。心が小さく波立つような絵を描ければと思っています。
●鈴木千佳子さんの審査評:誰にも記憶にあるような瞬間を、風景そのものから思い出させるのではなく、光や時間のシチュエーションで思い出させてくれるような感触がありました。絵柄やタッチなどのインパクトで絵を印象づけるのではなく、そういった感触が絵を印象づけてくれることが面白いです。
でん「カカオと走る」
●コメント:日々のいろいろな出来事の絵日記的な絵を書いています。
●塩川いづみさんの審査評:審査会場のテーブルの上であっけらかんと発光していました。そこから何かメッセージを読み取るのは難しい絵でしたが、ただ存在しているだけでもいいじゃないかという不思議な説得力があります。
野沢みの「イチゴ」
●コメント:コラージュを元に、現在はテクスチャの表現に工夫を加えながら独自の手法を追求しています。心にはゆとりを持ちながらも技術を磨き続け、お仕事につながるように広く挑戦していきたいです。
●塩川いづみさんの審査評:作品に合わせてマチエールの作り方を工夫されていて、その制作の丁寧さと優しい色合いから温かさが伝わる絵だなと思いました。料理をするように制作の工程も楽しまれていそう。そんな姿を想像出来て好印象でした。
深町マチコ「in the plastic bag」
●コメント:ものを中心に、ささやかな感動や発見を伝えたいと思いながら描いています。周りにある静かな空気も一緒に感じてもらえるとうれしいです。
●鈴木千佳子さんの審査評:色も質感も上品で、ていねいな佇まいなのですが、どこかくすっとするような、愛嬌も感じました。「モチーフをそのまま描く」ことで、すくいとることが難しい、モチーフそのものが本来持つ佇まいや面白さが、際立って伝わってきました。「そのまま描く」ことの難しさや素晴らしさを改めて感じました。
藤田明「腸が見た夢」
●コメント:私は疲れると毛ガニのことを考えてしまします。食べたくて画が思い浮かびます。腸も動くのです。
●塩川いづみさんの審査評:パッとみた時のインパクトと意表を突いたモチーフにつかまれました。「腸が見た夢」、私には描けない絵です。藤田さんに何かお題を出したらどんな返答(絵)が返ってくるのだろうなと興味をそそられます。
堀北阿希「TORI(鳥)」
●コメント:白黒の絵が好きで描いています。本の表紙、挿絵、舞台公演のポスター、CDジャケットの絵を描いてみたいです。自分の好きなものはもちろん、誰かの作品の世界を広げる絵を描いていきたいです。
●鈴木千佳子さんの審査評:「非日常」ということを、モチーフを描くことで表現するのではなく、「非日常」という構造自体を表現しているようなところが面白いです。額縁という本来であれば周縁にあるものが入れ子で表現されていることで、どこか違う世界に連れて行かれているような気分になります。
マナベレオ「movie show」
●コメント:猫とグミがすきです。絵によって自分を拓いていければいいなあとおもいます。これからもドンドコ描くのでお付き合い願えれば幸いです。
●佐々木俊さんの審査評:おそらくデジタルで描いた絵をキャンバスに描き写しているのだと思います。そういった場合、いかにも固い絵になりがちですが、この方はスムースに成功していると思いました。アナログを強調するような表面のテクスチュアも良い効果を生んでいます。もう少しイメージコラージュに説得力が欲しい気がしました。
丸山紗依「果物」
●コメント:記憶に残っているものや、惹かれる要素があるものの絵を描くことが多いです。真面目に楽しく描いていけたらいいなあと思います。
●塩川いづみさんの審査評:作品が持つしっとりとした空気感に、初めて見た時から心惹かれていました。色合いや輪郭など彼女が描く絵にはすでに世界観がありますが、そこに言葉や文章が加わると一層豊かなイメージが広がりそうで、イラストレーションになった時の可能性も感じました。
ミヤザキ「プロレス」
●コメント:飽きのこない、長く愛されるようなものがつくれるようにがんばっていきたいです。
●佐々木俊さんの審査評:無駄がない画面で、見ていて気持ちが良いです。ザックリと大胆なストロークの線に対してちょこんっと点で描かれた目。このかわいらしい目が、画面全体の解像度をグッと高める役割をしています。パワフルとチャーミングが同居した絵です。
ミヤザキコウヘイ「aquarium Ⓓ」
●コメント:いままでと違った描き方で制作した作品だったのでとても自信になりました。引き続き制作していきたいと思います。
●鈴木千佳子さんの審査評:1枚の絵としてのインパクトもあるのですが、物語の1シーンとして切り取ってきたような、物語をぱっと見た瞬間に感じることにも惹かれました。そういった、1つの絵のなかに同居させることが難しい表現を、線や形、構成バランスの完成度の高さが、成立させているのだなとも感じました。
むらいゆうか「waiting dog」
●コメント:日常生活を切り取りながらイラストや漫画を描いています。誰かの日常に寄り添える、おもしろいイラストを描いていきたいです。
●塩川いづみさんの審査評:一見飄々と描かれた印象ですが、平塗りされた背景に残る筆の跡や単純化されたモチーフ、エサのお皿? に書かれた文字のかすれなど見れば見るほど気になってしまい、偶然なのか計算されているのか分からないそのバランス感に惹かれました。
もんくみこ「Wanna be a rockstar」
●コメント:ある曲からのイメージを絵に描くために紙粘土で人形を作りました。その人形が落とす影がとても素敵だったので、今回は影の入り方を主のモチーフとしました。底が丸見えの川みたいな絵が描きたいです。
●佐々木俊さんの審査評:きれいで澄んだ絵ですね。作者がどこまで意識的かは分かりませんが、安西水丸さんが作っていた透きとおった静物画のムードを2020年にやっているということに大きな価値を感じました。表情のない消しゴムみたいなキャラクターに愛しい哀愁を感じます。
yasu224「SUMMER CAMP」
●コメント:アナログ、デジタル両方をちょっとずつつまんで描いてます。イラストは、イナバ物置の100人乗っても、からインスピレーションを得ました。
●佐々木俊さんの審査評:出品された3品のうち掲載されてない1点はいいと思えなかったのですが、それを差し引いてもこのデジタル描画特有の質感を活かした表現に魅力を感じました。このヌルヌルとした不気味な絵肌と人間の感情を失った目の怖さが妙にマッチしています。これからもぜひどうか変な絵を描き続けて下さいませ。
ユキオ‟K”ソリッド「モデル、壁画、そして猫」
●コメント:格闘家(特にボクサー)、格好よくて綺麗な女性、クールな猫などを、アクリル絵具やカーボン鉛筆で描いています。宜しく御願い致します。
●小田島等さんの審査評:この人、スゲエです(笑)。アウトサイダーアート的な奔放さで大柄な女性への愛情が描かれています。ワイルドでヒヤヒヤしますね。昭和のエロ漫画のような危うい絵にも見えるのですが、宇宙と交信する未来的な絵にも見えます。前衛ジャズのSUN RAの音楽が似合いそうな絵ですね。
ヨシカワエリコ「Days」
●コメント:見る人の、その時の思い出と一緒に残る絵を描けたらいいな、と思っています。シルクスクリーンは最近始めました。頑張ります!
●小田島等さんの審査評:昭和の手のひらの中の憧憬。この図案的な絵は果たして盗用かオリジナルか?見た瞬間から悩みます。ゆるゆるのフェイク的目眩し。危うさがあり大変スリリングですね。これがイラストレーションかどうかなんて、もうどうでもいいじゃないですかと言いたくなる痛快さ。仕上げも達者でVery Goodです。
吉田のばら「GIRL」
●コメント:デジタルを中心に制作してきましたが、初心に戻り、感覚的に作るちぎり絵に魅力を感じています。さらに研究して、唯一無二の表現に仕上げていきたいです。
●鈴木千佳子さんの審査評:なつかしいようなあたらしいような、ちぎり絵の表現が持つやわらかさや温かみがありながら、透明感も持った現代的な絵としても感じました。人物の表情自体はどちらかと言うと無表情に近いのですが、その人物が持つ表情のようなものが絵全体から感じられるのもかわいらしいです。
-商品仕様-
価格:3,850円(税込)
素材:綿 サイズ:W39×H40×D9cm
ポケット:外側1箇所、内側2箇所
※掲載画像はイメージです。
■『イラストレーション』について:
『イラストレーション』は1979年創刊の本邦初のイラストレーション専門誌です。イラストレーションにまつわるさまざまな情報を届けることを目的として創刊され、これまで宇野亞喜良、和田誠、山口はるみ、空山基、天野喜孝、中村佑介、ヒグチユウコ(順不同・敬称略)など、数多くのイラストレーター・画家を特集してきました。
イラストレーターとは一体どんな仕事なのか。そしてイラストレーションとはどういった存在なのか、本誌を通じてたくさんの方に伝わればと願っています。
HP https://illustration-mag.jp/
Twitter https://twitter.com/illustration_g
Instagram https://www.instagram.com/illustration_mg/
■「ザ・チョイス」について:
「ザ・チョイス」は『イラストレーション』誌が毎号行っている誌上コンペです。誰でも気軽に応募出来ること、審査員は毎号1組であることをコンセプトとして1981年に始まりました。審査員はイラストレーター、アートディレクター、編集者、写真家、漫画家など様々なジャンルの第一線で活躍されている方々。毎号300人前後、作品数にして1,000点ほどの応募があります。審査は年4回、各回で10名の入選者が選出されています。
このコンペはこれまでに、日比野克彦、井筒啓之、谷口広樹、伊藤桂司、荒井良二、ヒロ杉山、長崎訓子、松尾たいこ、植田真、クサナギシンペイ、ミロコマチコ(敬称略)など多数のイラストレーターを輩出しており、プロのイラストレーターへの登竜門として評価を頂いています。そして、ザ・チョイスの発足から2年後には「ザ・チョイス年度賞」がスタートしました。年間で延べ40名選ばれる全入選者を対象に、 4名の審査員が一堂に会して投票を行い、得点順に賞を決めています。
例年開催しているザ・チョイス大賞展でしたが、昨年に引き続き本年も、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため展示は中止となりました。その代わりとして、 2020年度の入選全作品を「illustration Web」のWebギャラリーで公開中です。審査員を務めた塩川いづみさん(イラストレーター)、小田島等さん(デザイナー・イラストレーター)、佐々木俊さん(デザイナー・アートディレクター)、鈴木千佳子さん(グラフィックデザイナー)は、それぞれの審査で一体どのような作品を選んだのでしょうか。ぜひご注目下さい。
主催:イラストレーション | 玄光社
▸Webギャラリーはこちら
■協力:リコージャパン株式会社:
コラボレーションROOTOTEを制作するトートバッグプリンターは、コンパクトで素早くきれいに布にプリントができる「RICOH Ri 100」を使用しています。(一部作品を除く)
ROOTOTE(ルートート)について
2001年の誕生以来、「Fun Outing!~楽しいお出かけ!~」をお届けしているトートバッグ専門ブランド。目印はRマークのブランドタグ。カンガルーのおなかの袋からヒントを得た「ルーポケット」がアイデンティティです。ひとりひとりの個性や価値観を大切にしながら、お気に入りが見つかる豊富なデザインバリエーションを提案しています。
ROOTOTEはトートバッグを通じて世界に感動を広げ、社会をより良くするメディアであり続けることをミッションに、アート、エコ、カルチャーなど、さまざまな分野でコラボレーションやプロジェクトを展開。世界一のトートバッグブランドを目指しています。
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