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「Aming」×「ROOTOTE」 日常使いで便利。いざというときに頼れる「BOSAI CEOROO」

2025.02.17
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日常使いに便利だけど、災害などのいざというときに役に立つトートバッグ「BOSAI CEOROO」が誕生しました。

様々なコーディネートに合うベーシックカラー。リュックにもなるトートのセオルーは、外側のルーポケット・ファスナー開閉ポケット、ノートPCも入るクッション材の大きめポケットで、通勤・通学などの日常使いに便利です。


しかし、災害時など、もしものことがあった時には早変わり。中綿入りのやわらかなボディを汚れが付きにくく撥水加工されたカバーで包むことで、避難所でも枕やクッションとして使うことができます。

この商品は、新しいモノ・コト・ストーリーとの出会いを提供する雑貨と贈り物のお店「Aming」(アミング)と、トートバッグ専門ブランド「ROOTOTE」(ルートート)のコラボレーションにより生まれました。そこには、金沢生まれのお店である「Aming」の能登半島地震への想いが込められています。

この記事では、開発にたずさわったルートートのホールセールス事業部 高橋亘さんと商品開発室 米津房子さんが対談。「トートバッグ部」など、楽しくコラボレーションしながら商品をつくってきた道のりを振り返りました。


防災に役立つトートバッグ開発のきっかけは、能登半島地震

ーーAmingさんとのコラボレーションで、2月に発売する「BOSAI CEOROO」。その開発はいつ頃から始まったのでしょうか。

高橋:はじまりは、2023年です。Amingさんと「トートバッグ部」を結成して、一緒に商品開発をすることになったんです。そこには、コロナ禍で服飾などの消費が減少するなかで、今こそお客様に求められる商品を開発したいという思いがありました。Amingさんのバイヤーや現場担当の方とチームを組み、部活動のようにフラットにコミュニケーションしながら、商品開発をはじめました。

米津:トートバッグ部は、第1回~第3回と対話を重ねて、第4回でこれまでのブレインストーミングなどで出てきたキーワードやペルソナに合った商品を提案しました。その日は、2024年2月2日。会議の場で、Aming西江社長から、2024年元日に起きた能登半島地震への想いが語られたんです。

ーー能登半島地震が起きた直後のタイミングだったんですね。

高橋:そうです。金沢で創業されたAmingさんは、能登半島のある石川県内に店舗があります。お正月の初売りも元日に被災された直後で大変ななか、地域の人を勇気づけるために散らかった店舗を片づけていつも通り開店したそうです。被害に遭われた取引先の会社もあり、西江社長は「Amingにできることは何だろう」と考えていらっしゃったようです。

米津:能登半島の地震が起きたことで、お客様に求められる商品を開発する「トートバッグ部」の流れも大きく変わりました。この状況のなかで、いま何が必要とされているのか。西江社長のリクエストを受けて、いざという時に役立つ防災を意識したトートバッグを開発することにしました。


毎日の機能性も大切、非常時には枕やクッションに

ーー西江社長からのリクエストを、どのように形にしていったのでしょうか?

米津:担当の方とやりとりを重ねて、バッグのイメージや機能を膨らませていきました。いざというときにも重いものも背負えるリュック、汚れがつきにくい撥水加工の生地、避難時にブランケットを入れるとクッションになる機能性とか。

高橋:当時の営業担当のメールで、2011年の東日本大震災後にルートート社内で避難用トートが支給されたことや、避難用トートの中身である防災グッズをルートートのインナーに羽毛が入ったフェザールーに入れたらぴったりだったというやり取りが残っています。

ふんわりしたフェザールーをヒントに、いざという時のグッズ入れとしての防災機能を持ちつつ、枕やクッションになり、普段使いも便利なバッグになる。日常使いでも楽しく、防災の機能を兼ね備えた提案へとまとまっていきました。

米津:最初の試作品をお送りしたのが5月頃です。非常時に枕にしたいという提案を意識して、今より大きめのタイプでサンプルを送りました。サンプルに意見をいただくことを繰り返して、日常使いでも楽しく、防災機能もあるトートに近づいて行きました。


コラボレーションから生まれた、防災と日常使いの絶妙なバランス

ーー開発するときに、難しかったことや工夫したことはありますか?

高橋:防災というテーマと日常使いのバランスをどう取るかを意識していました。日常使いに偏りすぎると、防災というテーマが薄くなってしまう。営業としては、商品のコストパフォーマンスも担保しながら、防災の機能性を持たせることも大事な点でした。

米津:防災と日常使いのバランスは悩ましかったですね。特に難しかったのは、外側のポケットをつけるかつけないか。一つ目のサンプルは、防災機能を重視して、外側にポケットを付けずに、枕にしやすく、フェザールーのようなルーポケットがハンドウォーマーになる機能を活かした形にしました。でも、アミングさんから、普段使いの便利さも大事にしたいという希望があり、外側に小物の収納に便利なポケットを付けたんです。

高橋:でも、ポケットの位置が変わったことで、使い勝手がすごく良くなりましたね。財布や大切なものを入れるには、現在の位置の方が良い。提案を受けて、よりお客様にとって良いものになったと感じています。

米津:そうですよね。こちらが思いつかない提案も、試してみることで予想外に面白い結果になる。固まらずに「まず一回やってみよう」と思いながらコラボレーションをしています。今回もそのことが日常でも使えて防災に役立つという商品の開発へと繋がりました。


トートバッグにできることはまだある。いつも使っているトートが、実は役立つ商品をつくりたい

ーー日常の使いやすさも大切にしたことで、「BOSAI CEOROO」はこれまでにない防災の商品になりましたね。

米津:普段使っているものが、防災の時にちょっとした癒しになるところが「BOSAI CEOROO」の大事なポイントだと思います。いわゆる防災グッズのような機能性重視の商品ではないけれど、ちゃんと防災を意識している。その雰囲気が、ストーリーを大切にするアミングさんのものづくりと合っていると思うんです。

高橋:そうですよね。僕は「BOSAI CEOROO」の柔らかさが気に入っています。色も、ソリッドな無地だけど、冷たくなくて柔らかい。中綿が入っていて体にも物理的に優しいんです。柔らかさは、災害時にもストレスを緩和してくれる。老若男女問わずおすすめできる商品になりました。
災害って必ずしも家にいるときに起こるものじゃない。だから、出勤や通学の時に被災したときに、いざとなったらクッションや枕になるトートはきっと相棒のようになってくれる。長く愛される商品になったらいいと思います。

ーー最後に、今回のコラボレーションを受けて、これからどんなものづくりをしていきたいのか。その展望をお聞かせください。

米津:お声をかけてくださる色々な方と、一緒にものづくりをしていきたいと思っています。コラボレーションって面白いんですよ。予想もしないことが起こって、その気づきが自社商品の開発でも活かされていく。楽しみながら、色んなトートバッグを作っていきたいです。

高橋:アミングさんと防災をテーマに商品化できて、こういうアプローチがあることを形にできたのが大きな成果だと思います。日本では、災害に対する対策は待ったなしです。能登でも地震だけじゃなく、台風や雨の被害も大変だったと聞きました。トートバッグのブランドとして、防災にコミットしていく商品を作っていきたい。お出かけしていて災害に遭ったときに実は役に立つ商品の開発を続けたいと思います。

text.Shino Arata

商品情報
「BOSAI CEOROO」
価格: ¥7.480(税込)
サイズ: H40×W31×D13cm
ポケット: 外側4箇所、内側4箇所
発売日:2025年2月初旬
販売: アミング各店 https://www.aming.co.jp/shoplist
アミングオンラインショップ:https://www.aming.co.jp/f/onlineshop
※ROOTOTE GALLERYでのお取り扱いはございません。


Aming(アミング)について
「手に届く暮らしの幸せ」をコンセプトに、いつ足を運んでも、新しいモノやコトとの出会いがあり、心がワクワクする。今日も誰かに「Happy」を届けられるような、また、お客様の心が豊かになるための空間づくり、お店づくり、人づくりを目指しています。広い店内には、キッチン雑貨・インテリア雑貨・ファブリック雑貨・お洋服・ステーショナリー・コスメなど、1点1点「デザイン」「素材」「使い心地」などにこだわってセレクトしたアイテムが約10万点並んでいます。
HP https://www.aming.co.jp/
オンラインショップ https://www.aming.co.jp/f/onlineshop
Instagram https://www.instagram.com/aming.official/


■ROOTOTE(ルートート)について
2001年の誕生以来、「Fun Outing!~楽しいお出かけ!~」をお届けしているトートバッグ専門ブランド。目印はRマークのブランドタグ。カンガルーのおなかの袋からヒントを得た「ルーポケット」がアイデンティティです。ひとりひとりの個性や価値観を大切にしながら、お気に入りが見つかる豊富なデザインバリエーションを提案しています。
ROOTOTEはトートバッグを通じて世界に感動を広げ、社会をより良くするメディアであり続けることをミッションに、アート、エコ、カルチャーなど、さまざまな分野でコラボレーションやプロジェクトを展開。世界一のトートバッグブランドを目指しています。
HP   https://ROOTOTE.jp
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