トート・アズ・キャンバス

トート・アズ・キャンバス アート&デザインアワード

art & design awards

第22回
エントリー作品詳細

NO.030

ピーちゃんさん

作品名 One team

年齢 29歳
性別 女性
制作日数 2カ月

作品についてのコメント

皆が協力する事でより大きなモノを運ぶことができる、“one team ”となる事をイメージしたバッグです。このバッグは単にものを運ぶ道具としての役割だけでなく、人と人とがつながるきっかけになるコミュニケーションツールとしても活かされるように思いをこめました。
 それぞれ6つのバッグは繋げることで、より大きなバッグへと変身します。それぞれのバッグ両サイドにあるマジックテープを外して開いた後、ファスナー部分を繋ぎ合わせることで、バッグ同士を連結することができます。
 通常サイズのバッグでは運ぶ事のできない大きな物があった時、皆に声をかけ、力を合わせる事で大きなバッグを作ります。そして、通常では運ぶことのできなかった大きなものを運べるようになります。この過程は、他の人と力を合わせる事でより大きな困難を乗り越える事ができる、人との繋がりの素晴らしさを表しています。

画材

生地(綿)
ファスナー
マジックテープ
バイアステープ
布用アクリル絵の具

苦労した点やアピールポイントなど

大きなバッグの形は、人も運ぶことができる雄大な気球から着想を得ました。まず、立体的になるように型づくりから始めました。さらに、気球のように鮮やかな色合いと幾何学的な模様にするために、全部で32色の布を使ってパッチワークで表現しました。布を5cm程度の大きさに切り、色の濃淡がグラデーションになるように何度もイメージ図を描きながら、1枚ずつミシンで縫い合わせました。全部で700枚以上の布のパーツを縫い合わせるのには、想像以上に時間がかかりましたが、仕上がっていく過程が楽しく、出来上がった瞬間は達成感がありました。
 ルートート本来のポケットも縁取りをして、おしゃれに見えるように工夫しました。