トート・アズ・キャンバス アート&デザインアワード
第21回
エントリー作品詳細
NO.045
LUNA OKAPIさん
作品名 EarthRoo
作品についてのコメント
ルートートさんのロゴマークのカンガルーから着想を得て制作しました。
トートバッグは何かを入れて運ぶ物ですが、それは何か大切なものを壊れないよう、守りながら運ぶための物であるとも言えるのではないかなと思います。
日々の生活の中では、つい忘れがちなことですが、私達も地球に守られ、運ばれているという状況を可視化して思い出させてくれる作品を作ってみたいと思い、制作に至りました。
Earth(地球)とKangaroo(カンガルー)のRooを合わせた造語で、愛するという言葉にも聞こえるEarthRooと名付けました。
守られている者も守る者へと成長する可能性を秘めている。というメッセージを込めて、お腹の中の小さな赤ちゃんカンガルーにもこっそりと小さなトートバッグを付けました。
画材
布、綿布団、ポリエステル綿、糸、染料
プロフィール
幼少期から独学でぬいぐるみを作っています。
現在日中は育児中のため、主に深夜から早朝にかけて少しずつ制作を行っています。
自然と生き物が大好きです。
苦労した点やアピールポイントなど
昨年に続き2度目の応募です。
トートアズキャンバスそのままの大きさを生かしたかったため、過去に作ったぬいぐるみの中でも比べ物にならないほど大きなサイズに仕上がりました。本物のアカカンガルーの体長とほぼ同じ125㎝です。
作品のテーマに伴い、環境への配慮により、使われなくなった綿布団2枚分の綿(コットン)を再利用し、ポリエステル綿1㎏を混合したものを使用しました。普段使用しているポリエステル綿はかなり軽く柔らかいものを使用しており、トートアズキャンバスの生地に馴染ませるために薄めの生地を使用していることなどから考慮すると、ポリエステル綿のみだと軽く柔らかくなりすぎてしまい大きさもあるため本体が自立しない可能性がありました。逆にコットンのみを詰め込みすぎると硬くなりすぎたりぼこぼことしてしまうので、その間のちょうどいいバランスを見極めながら詰め込む作業に一番気を使いました。かなり体力のいる作業でしたが、完成した瞬間は忘れられないものとなりました。
今回もとても貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。