トート・アズ・キャンバス

2011年 第8回 TOTE AS CANVAS ART & DESIGN AWARDS

第8回 ROOTOTE トート・アズ・キャンバス デザインアワード

海辺の色彩サンプラー
NO.021 アクアマリンさん 主婦

作品名 海辺の色彩サンプラー

年齢 : 51歳

性別 : 女性

制作日数 : 20日

作品についてのコメント :
ちょっとした時間を使って、手刺繍の小さなモチーフ作りを楽しんでいます。色とりどりのモチーフを並べて眺めていると、私の空想に羽が生え、大海原に浮かぶ小さな島の鮮やかな風景が目の前に広がりました。海辺に大きな網を架け、モチーフたちを浮かばせてみたくなりました。モチーフたちはハンモックの上で気持ちよさそうに青い波に揺られ、緑の風に吹かれ始めました。これは、遠い昔の海辺の原風景かもしれません。
 いつかこの鮮やかな色に出会うことができるように・・・この輝きをいつも心にとどめておきたい・・・そんな思いを今、サンプラー(見本帖)としてトートバッグに託したいと思います。このトートならその願いをたっぷりと詰め込んで、未来まで届けてくれるに違いありません。

画材 :
5番刺繍糸(DMC、オリンパス、コスモ)、綿布、麻布、手縫い糸、手芸用ボンド、化繊綿、網状布、ワイヤー、プラスチック製スナップボタン

プロフィール:
「心はいつもセブンティーン」をモットーに・・

苦労した点やアピールポイントなど :
 ハンモックの上のモチーフたちの浮遊感や、水の透明感を表す為に、網状の布をトートに糸でゆったりと縫い付けました。大きなポケットにもなっています。
 バッグはいつも人と一緒です。人が動けば、バッグも揺れます。このトートを持ち歩くと、大きな網のポケットもゆらりゆらりと揺れ、その「動き」も楽しめるという仕掛けです。(写真だけではその楽しさを表現できなかったことが残念です)
 静止した状態で、風、波、光の動きを表現する方法として工夫した点は、
①モチーフの一部に化繊綿を入れ、凹凸を出す。
②モチーフに曲げたワイヤーを挟み、立体的動きを出す。
③刺繍糸の濃淡の配列により、光のゆらめき、水の流れを表現。光沢感を出せる5番刺繍糸を使用しましたが、この刺繍糸は色数が少ないため、ステッチの細かさで複雑な色を表現。
④ハンモックの下から透けて見える空と海の様子を、そのイメージの模様に切り抜いた布(青や緑色のアップリケ)をトートに貼ることで表現。
 もうひとつの仕掛けとして、小さな青い魚が今にも入ろうとしている中央の花のモチーフには、秘密のミニポケットが隠されています。
 「いつかは出かけてみたい、あの海辺行きの「切符」を一枚はさんで・・・」という夢も忍ばせて。